キッチン編

水漏れのトラブル

キッチンの床に水が出てきたら、チェックすべきポイントがいくつかあります。それが「蛇口の接続部分」「シンクの排水トラップの接続部分」「排水トラップと排水ホースの接続部分」「排水ホースそのもの」「排水ホースと排水管の接続部分」の5カ所です。シンクの下のドアを開けて、目で見て手で触り、どこから水が漏れているのかをチェックしましょう。

接続部分にはゴムパッキンなどが使われており、それが劣化すると水漏れが起こることがあります。また、排水ホースそのものが劣化したり、破損したりしても水が漏れます。ホースの先は排水管につながっていますが、これは固定されていないケースも多く、何かの拍子に抜けてしまうと水が漏れます。

接続部分のゴムパッキンにしろ、排水ホースにしろ、消耗品なのでずっと使い続けられるわけではありません。定期的に交換するなどのメンテナンスが必要。いずれもホームセンターなどで購入できるので、自分の家がどのような製品、サイズなのかチェックしておきましょう。

つまりのトラブル

ゴムパッキンや排水ホースなどの劣化・破損以外に、排水管の詰まりが原因となって水漏れが起こることがあります。調理の時に発生するさまざまなゴミや、食べ物の残りなどをそのまま排水管に流すのはNG。また、油を多く流すと詰まりの大きな原因となるので、揚げ物などの油は流さずに固めたり吸わせたりして捨てるようにしましょう。

もし詰まってしまっても、自分で解消できるかもしれません。油汚れが原因ならアルカリ性の洗浄剤を使えば油が溶けて水で流れる可能性があるのです。ホームセンターはもちろん、ドラッグストアやスーパーなどでも手に入れることができるのでやってみましょう。

油汚れではなく、何か異物を落としたり流したりしたことによる詰まりが原因の場合は、自分で解消するのが難しいといえます。なるべく早めに専門業者に相談するようにしましょう。

まとめ

キッチンの水漏れがあったら、まずは蛇口やシンクの排水口から床下の排水管までつながる一連のパーツをチェックしましょう。いずれも経年劣化がありますので、定期的に交換するなどのメンテナンスが必須です。

また、それらのパーツのトラブルと同じくらい、詰まりによる水漏れの可能性もあります。食べ残しやゴミなどを流さないようにするのはもちろん、排水口の部分をこまめに掃除してゴミなどを長く溜めないようにするなど、日常的なメンテナンスを心がけましょう。排水管の流れが悪くなる前に、市販のパイプ洗浄剤を使って汚れやゴミなどを流すようにすることが大切です。

もし詰まってしまったら、トイレの詰まりなどに使うラバーカップの圧力を利用するのも効果的。ラバーカップよりも圧力の強いローカップなども用意しておくといいかもしれません。他にもワイヤーブラシや高圧洗浄機などを使うのも効果的。詰まってしまう前に、それらを使って掃除するように心がけましょう。